生命保険って人生においての三大支出(他には住宅購入・教育資金)なんですよ。
掛け金が数千円であっても、毎月・毎年とずっと払っていくものですから。
貯金がたくさんあれば、保険がなくても「いざ」というときに何とかなります。
…が、わが家はそこまでの余裕はありませんので、ほどほどに生命保険に入っています。
今回はその中でも子どもの終身医療保険についてお伝えします。
日本の健康保険は公的にかなり充実しています。
特に今の子どもたちは私(30代)が子どもの時には無かった保障がたくさんあります。
それでもなぜ、生命保険(終身医療保険)に加入しているのか。
答えは【贈りもの】と【安心】のためです。

医療保険は必要?あれば安心・なくても公的保障が充実
医療保険とは、入院や手術のときに出る保険のこと。
(特約でいろいろオプションがつけられます)
子どもは自治体によって対象年齢や名称が多少異なりますが【子ども医療費助成制度】というものがあります。
岡山県岡山市の場合、外来窓口での支払いは小学校入学前まで無料、小学生は1割、入院は中学生まで無料となっています。
自治体によっては外来・入院ともに18歳(高校生)まで無料、というところも。
風邪はもちろん、歯医者での支払いも健康保険負担分を超えた部分を自治体が負担してくれます。
この公的支援があるので、風邪・怪我・虫歯・入院等になっても支払い負担はゼロであったり、少額であったります。
ここまで聞くと

と思われるかもしれません。
それでもわが家は医療保険に加入しています。それも3歳と5歳から。
理由はいくつかあります。
【プレゼント】社会人になった時の贈りものとして
社会人になると生命保険に加入する人、多いですよね。
ライフステージの変化とともに保険も見直していく場合も。
車を買えば車の保険に加入するし、家を建てれば火災保険に加入します。
(しない人もいるとは思いますが…)
子どもが社会人になった時に加入すると、当然保険料も高くなります。
都道府県民共済の場合、掛け金はずっと同じですが、終身保険ではありません。
0歳から22歳(予定)までは親である私が負担して、社会人になったら60歳まで38年間(予定)自分で払います。
22歳から60歳まで払うと、月に3000円程度になります。(保険会社による)
払う期間が短いのですから、当たり前で、払い込みを80歳や終身に長くすればもう少し安くなります。
でも、負担はできるだけ少なくしてあげたくて、60歳までの払い込みタイプにしています。
姉妹で加入年齢が数年違うので、全く同じではありませんが、月々約1200円ずつの支払いです。
社会人になっても60歳まで支払い金額は同じで、61歳からは支払いすることなく、亡くなるまで同じ保障を受けることができます。
【親の安心材料】入院時にはお金がかかる
先ほど[公的保障があるので入院は負担なしか少額のところが多い]とお伝えしました。(自治体・所得にもよる)
ですが、入院とは何も入院費だけがかかるわけではありません。
親も付き添いが必要なケースが多く、会社は休むことになり、親自身の食事代もかかります。
病院が遠ければ交通費も。
実は次女が入院した経験を持つので、医療保険はありがたかったです。
入院日数は短かったのですが、食事代もかかり、夫との交代で交通費も必要。
窓口での支払いはなかったものの、財布からの支出は多かったです。
長女は健康そのもので、受け取ったことはありません。
とはいえ、姪っ子(幼稚園児)や自分自身が子どものとき入院した経験をもつので、私の安心材料となっています。
【子の安心材料】大人になったとき病気の備えとして
友人で22歳(社会人)になり、それまでかけていた子ども用の共済保険を親御さんが解約したそうです。
これからは自分で保険を選び、自分のお給料から払うようにということで解約。(友人談)
今まで大きな病気もなかったことと、新社会人として慌ただしかったこともあり、特に何もすることなく月日は流れ。
その後、会社での健診にひっかかり、30代後半の現在も治療が続いています。
あのとき、親が保険をそのままにしていたら、自分ですぐ保険に加入していたら…と話していた友人の言葉が忘れられません。
実際、保険を使うのなんてずーーっと先かもしれませんが、【子ども自身の安心】のため加入しています。
もちろん、社会人になり、今の保険よりもっといいものがあって、変えるのだということであれば何も反対しません。
でも、自分で選ぶ時間がない、面倒、今の保険よりメリットのない別の保険等であれば、今のまま加入しておいて欲しいことは伝えます。
おわりに
あくまでもわが家の場合です。
デメリットももちろんあります。
貯蓄型の保険ではなく、掛け捨ての医療保険なので、健康であればお金を払うだけになります。
健康であることが一番いいのですが、万が一のときの安心材料として。
保険会社によりますが、支払い方法もクレジットカードや年払いが可能なところもあります。

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おまけ
親が支払っている保険なので、年末調整や確定申告の生命保険控除に含めることが可能ですよ。
